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えじぷとの文化、芸術、エンターテインメント堪能記です。 twitter: @sukkarcheenee facebook: http://www.facebook.com/koji.sato2
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MARK LEVIN著"HEAVY METAL ISLAM"のエジプトの章から得た情報をもとにネット検索を中心に情報収集してみたら、けっこう色々なバンドが引っかかってきた。

最初に出てきたのが、WYVERN(飛龍)。アインシャムス大の学生が
日本とエジプトのヘヴィメタについての学士論文で紹介していたバンドだ。カイロの自由な文化・芸術の拠点、サウィー・カルチャー・ウィールで最初に演奏の機会を得たメタルバンドということで、97年の陰惨な悪魔狩り事件以降地下潜伏を余儀なくされたメタルがようやく日の目を見るきっかけを作る重要な役割を果たした。

発見した映像は、http://www.kiraku.tv/category/35685/movie/1/KZaU4ZsJRww
自身のサイトも持っている。http://www.wyvernegypt.com/

正統派メタルという印象で、ヴォーカルもデスメタルのようなダミ声ではなくしっかりと歌っている。短髪なのは、社会における差別や偏見から逃れるためだろうか。メタルだから長髪でなければならない訳ではないが、欧米の長髪バンドを見慣れた目にはちょっと違和感がある。自身のサイトでも語っているように、社会の不正を糾弾する歌詞を歌っているのであり、社会や権力が一様にメタルバンドにレッテル張りをしている悪魔崇拝とは対極にあると言って良い。

次に発見したのは、2005年大統領選に対抗馬として挑戦したアイマン・ヌール氏の二人の息子がやっているバンド、Your Prince Harming(http://www.facebook.com/pages/Your-Prince-Harming/9309755394)。こちらのルックスはメタルっぽくはないが、ロックらしさは十分に感じさせる。なかなかにイケメン。音は、デスメタルやブラックメタルとカテゴライズされるジャンルに当たるだろうか、ヴォーカルののどを絞った歌いまわしが特徴的。演奏レベルは相当に高度であると言っていいだろう。

最後は、今日、たまたまうちのオフィスのウェブマスターあてにメールを送ってきたアレキサンドリア・ベースのバンド、Massaregbari(http://www.myspace.com/massaregbari)。こちらはメタルではなく、本人たちはProgressive Rockというふうに自己認識している。一聴してまず、歌がかなりいい。キーボードのおもちゃっぽい音は興ざめだが、ベースラインとドラムリズムのコンビネーションもクールだし、かなりカッコイイんじゃないだろうか。マルタ、イスタンブール、イタリアなどのロックフェスに多数出演しているようで、相当の実力派バンドだ。

エジプトのロックは、メインストリームからはあまり見えてこないが、ネットから初めて人脈をたどっていくとなかなかに深くて魅力的な鉱脈かもしれない。早く彼らに会って、スタジオでのセッションやライブを見てみたい。


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自己紹介:
インドで4年生活し、今度はエジプトへ!この国の人々の生態、面白情報をお届けします。

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