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えじぷとの文化、芸術、エンターテインメント堪能記です。 twitter: @sukkarcheenee facebook: http://www.facebook.com/koji.sato2
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世界的にもよく知られているカイロ実験演劇祭が10月10日から20日にかけて、カイロ市内の複数の劇場で開催中だ。

今年で20回目を迎える歴史ある演劇祭は、42カ国から55の劇団の参加を得て大規模に行われている。
10日夜、オペラハウス大ホールでの開会式を見にいったが、参加劇団など関係者中心とはいえ1000人以上の人々が集まり、ファルーク・ホスニ文化大臣列席のもと、華やかに行われた。

開会式に続いて上演されたのは、イタリアのカンパニーによるアンティゴネー。王とアンティゴネーとのダイアローグは演劇的だが、その合間には複数の女性ダンサーによるダンスが披露され、全体としてはフィジカルな動きのある舞台だった。期待していなかったのだが、英語字幕が投影されていたのは理解を助けた。舞台そでのわずかな白い壁に向けたものの、壁がちょうど角度を変えるところで画像が屈折して一部見えなくなっていたのは、残念だったが。作品そのものは、ダンスは美しく、役者の台詞には力があったけれど、両者が融合することなく最後までバラバラな感じがしたのは、自分だけだろうか?

昨日までに、エジプトの作品1本、スーダンの作品1本、バーレーンの作品1本を見た。

エジプトの作品は、カイロオペラハウス所属のダンス・シアター・カンパニーによる作品"The Virgin Butterfly Story"。このカンパニーのことがちょうど発刊されたばかりの月刊誌"EGYPT TODAY"で紹介されていた。15年前にレバノン人Walid Aouni氏によって結成された同カンパニーは、国立オペラハウスの傘下におかれながらも、コンテンポラリー・ダンス、あるいはモダン・ダンスがまったく紹介されていなかったエジプトにおいて、宗教的な禁欲主義の影響もあって、他国におけるよりもより強い差別や厳しい非難を受けながら、少しずつ理解と共感を育てていったという。現在も、イスラーム法学者の一部からは宗教的禁忌(ハラーム)に抵触しているということで、劇団を支援している文化省(=文化大臣のホスニ氏)をも断罪しているという状況は変わっていない。肌の露出の多い服装で、かつ男女が舞台上で接触を重ねるパフォーマンスは、「いたずらに人々を扇情する」というわけだ。

そんなわけで、さっそくこの論争渦中の劇団を見に行くことにしたのだが、上演された作品は、予想していたものとは全く違ったものだった。

(ここで今日は時間切れ。また明日、続きを書きます。今日はこれから、エジプトの芝居を一本、見てきます。)

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インドで4年生活し、今度はエジプトへ!この国の人々の生態、面白情報をお届けします。

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