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えじぷとの文化、芸術、エンターテインメント堪能記です。 twitter: @sukkarcheenee facebook: http://www.facebook.com/koji.sato2
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3月13日夕刻、わけのわからぬまま所長に連れられて、ダウンタウンのマンションの一室へと向かった。当地の劇団、Warshaがフランス在住の舞踏家、カルロッタ池田さんを招いて約1週間のワークショップを行っていて、その視察ということだった。

Warshaの芸術監督ハッサン氏によれば、2008年12月公演を目標に新作を準備しはじめていて、特に役者の身体表現に新しい要素を入れたいというので、日本人舞踏家にトレーニングを依頼したという。ここエジプトで舞踏が紹介されたことはおそらくほとんどなく、いきなり一般向け公演を考えるよりはこうした形で専門家同士の交流を支援してみるものよかろうとの考えで、基金のカイロ事務所が今回のワークショップの一部経費を負担していたのだ。

CIMG1814.JPG 聞けば、この晩が最終日ということだったが、舞踏のテクニックの修得はなかなか難しいようだった。基本の「摺り足」からして、講師の池田さんと比べて見ると違いは歴然としていて、受講者たちはといえば重心が安定せずバタバタとした動きになってしまっている。池田さんの重力をまったく感じさせない軽さとは対照的だった。また、摺り足しながら泣いたり、笑ったり、顔を引きつらせたりする表現についても、多くの受講者が自分の感情の記憶のなかから悲しい感情や嬉しい感情を無理をしてひっぱってきているようで、時に制御を失って泣き崩れる人がいたのが印象に残った。

CIMG1825.JPGCIMG1827.JPG池田さんの表現を見ていると、いかにも上手に身体を使って感情表現をしているように感じられ、その安定的な制御能力にただただ見とれてしまう。丹田に軸をおいた呼吸法など、東洋的な身体操縦術の上に舞踏という新しい芸術様式が生まれたのだな、と気づかされる時間だった。

1週間程度の訓練では実践で使えるところまでは持っていけないのだなというのが正直な感想だが、8月からリハーサルに入るという作品にどういう形で舞踏の要素が反映されるのか、ちょっと楽しみでもある。

作品のテキストは、エウリピデスの『トロイアの女』をベースにして、パレスチナの詩人ダルウィーシュの詩を載せていくそうで、中東戦争で肉親を失うなどして悲しみを背負う女性たちを表現するのだという。
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