えじぷとの文化、芸術、エンターテインメント堪能記です。
twitter: @sukkarcheenee
facebook: http://www.facebook.com/koji.sato2
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
サアド・ザグルール美術館のディレクターに昨年10月に就任したターレスさんがギャラリーを見に来てくれと言っているがどうするかと、スタッフのGさんが聞きに来た。
サアド・ザグルール(Sa’ad Zaghloul, 1859~1927)は、ノーベル文学賞受賞者ナギーブ・マフフーズの小説『バイナル・カスライン』にも登場する、エジプト近代史上最も重要な指導者の一人だ。Gさんから聞かれたときには、ギャラリー見たさよりもサアド・ザグルールにちなんだ何かに出会えるのではという期待から、二つ返事で出かけることにした。
日中のカイロは20度を超え、ポカポカ陽気が続いている。こんな素敵な日中に散歩して、清潔に整頓されたディレクター・ルームでトルキッシュ・コーヒーをご馳走になりながら文化を語り合えるとは、なんて贅沢なことだろう。それだけで大満足だったのだが、ターレス氏はお土産に博物館へと僕等を導いていった。中に入るとスカーフを被った上背のある若い女性スタッフがにこやかに迎えてくれ、ターレス氏の指示で、懇切丁寧な解説を始めた。解説はアラビア語だったので、Gさんが英訳してくれた。
この日覗いた限りでは、ギャラリーには来客が少なく、まだまだカイロっ子の認知を広く受けるには至っていないように見えた。ターレス氏がこの「国民の館」をアートの力で活性化するための取り組みは、まだ緒についたばかりだ。
(参考 山口直彦『エジプト近現代史』 明石書店 2006年 pp. 248-264)
(参考 山口直彦『エジプト近現代史』 明石書店 2006年 pp. 248-264)
PR
COMMENT
カレンダー
05 | 2025/06 | 07 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新記事
(12/26)
(11/23)
(08/04)
(08/01)
(07/29)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
すっかる・ちーにー・しゅがー
性別:
男性
職業:
国際文化交流
趣味:
カレー
自己紹介:
インドで4年生活し、今度はエジプトへ!この国の人々の生態、面白情報をお届けします。
ブログ内検索
最古記事
(01/24)
(01/26)
(01/28)
(01/30)
(02/04)
カウンター
アクセス解析