えじぷとの文化、芸術、エンターテインメント堪能記です。
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昨年5月の暑い暑い日に、ムバラク大統領夫人が代表を務めるNGOが主催したホコ天イベントに出店を出して、ひたすらに折り紙を折り続けた。総計で何万人ものエジプト人~若者や家族連れなど~が交通を遮断した繁華街に群がり、各国大使館や文化機関が出店する出店を冷やかし、ステージ上のパフォーマンスに熱狂した。
そして今年もお呼びがかかった。「あー、去年は気が遠くなるほど暑かったなー。」と、ただただ暑さの記憶だけがよみがえってきたが、こういう瞬発力系のイベントは好きなので、今年も乗り込むことに決めた。くわえて、折り紙だけじゃさびしいので、ブースを2つ分もらって、オセロ対戦、日本関連本のアラビア語訳展示、J-popのPVローテーションなど、新しい企画ももりこんでみた。
またまた日本のブースはとぎれることなく行列が出来る人気を集めて、うちのスタッフも、手伝ってくれた日本人会のみなさんも、ご飯を食べるヒマも与えられず、一生懸命に折り紙を折り、子どもたちとオセロで遊んだ。
夕方5時半。人気のエジ・ポップ・バンド、Wust El Baradがステージに現れた。ロック好きの所長と二人でステージまで近寄ろうと思って歩いていくが、ステージから30mくらいのところで人の波にさえぎられて、思うように前にすすめなくなる。このライブだけで2~3千人の人たちが集まっている感じだ。彼らの演奏もタイトでカッコいい。
ステージはまだしも、とりたてて面白いブースが並んでいるわけでもないこのホコ天に、毎年数万人の人間が集まってくるというのは、やっぱり、いかに人々がのびのびできる開放的空間に飢えているかを雄弁に物語っているように思えてならない。このイベントそのものにケチをつける気はないけど、それを大統領夫人が演出しているというのが、権力にとっての「ガス抜き」なのかな、とうがった見方を僕にさせてしまうのだ。
閑話休題。スリランカでLTTEの指導者、プラバーカルが死んで、LTTEが降伏したんだそうな。
インド亜大陸の大きな大きな問題の一つが、かなり乱暴な方法とはいえ、終息したことになる。
デリーで働いていたとき、南アジアの演出家が演劇の共同制作をしようというプロジェクトの初期段階にかかわった。インドの演出家、アビレーシュ・ピライは、作品の候補として、Anita Pratapというジャーナリストが書いたドキュメンタリー、Island of Bloodを選んだ。それが、スリランカのいつ果てるともしれない内戦、特にプラバーカルという人間の恐ろしいまでのカリスマ性を描いていて、この人が健在である限り争いが終わることはないだろうと思ったことを、よく覚えている。南アジアはこのほかにも、印パ対立やネパール内戦、ナクサライト運動など、きりがないほど問題にあふれているが、その一つが落ち着いたことで、この地域は安定のほうへ舵をきるのだろうか?
そして今年もお呼びがかかった。「あー、去年は気が遠くなるほど暑かったなー。」と、ただただ暑さの記憶だけがよみがえってきたが、こういう瞬発力系のイベントは好きなので、今年も乗り込むことに決めた。くわえて、折り紙だけじゃさびしいので、ブースを2つ分もらって、オセロ対戦、日本関連本のアラビア語訳展示、J-popのPVローテーションなど、新しい企画ももりこんでみた。
またまた日本のブースはとぎれることなく行列が出来る人気を集めて、うちのスタッフも、手伝ってくれた日本人会のみなさんも、ご飯を食べるヒマも与えられず、一生懸命に折り紙を折り、子どもたちとオセロで遊んだ。
夕方5時半。人気のエジ・ポップ・バンド、Wust El Baradがステージに現れた。ロック好きの所長と二人でステージまで近寄ろうと思って歩いていくが、ステージから30mくらいのところで人の波にさえぎられて、思うように前にすすめなくなる。このライブだけで2~3千人の人たちが集まっている感じだ。彼らの演奏もタイトでカッコいい。
ステージはまだしも、とりたてて面白いブースが並んでいるわけでもないこのホコ天に、毎年数万人の人間が集まってくるというのは、やっぱり、いかに人々がのびのびできる開放的空間に飢えているかを雄弁に物語っているように思えてならない。このイベントそのものにケチをつける気はないけど、それを大統領夫人が演出しているというのが、権力にとっての「ガス抜き」なのかな、とうがった見方を僕にさせてしまうのだ。
閑話休題。スリランカでLTTEの指導者、プラバーカルが死んで、LTTEが降伏したんだそうな。
インド亜大陸の大きな大きな問題の一つが、かなり乱暴な方法とはいえ、終息したことになる。
デリーで働いていたとき、南アジアの演出家が演劇の共同制作をしようというプロジェクトの初期段階にかかわった。インドの演出家、アビレーシュ・ピライは、作品の候補として、Anita Pratapというジャーナリストが書いたドキュメンタリー、Island of Bloodを選んだ。それが、スリランカのいつ果てるともしれない内戦、特にプラバーカルという人間の恐ろしいまでのカリスマ性を描いていて、この人が健在である限り争いが終わることはないだろうと思ったことを、よく覚えている。南アジアはこのほかにも、印パ対立やネパール内戦、ナクサライト運動など、きりがないほど問題にあふれているが、その一つが落ち着いたことで、この地域は安定のほうへ舵をきるのだろうか?
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インドで4年生活し、今度はエジプトへ!この国の人々の生態、面白情報をお届けします。
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