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えじぷとの文化、芸術、エンターテインメント堪能記です。 twitter: @sukkarcheenee facebook: http://www.facebook.com/koji.sato2
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今週のタブラ教室で、はじめてエジプトの美空ひばり、オンム・クルスームの曲に挑戦。

彼女の歌のなかでももっとも有名なうちの一つ、エンタ・オムリー(あなたは私の人生)を、CDにあわせて叩くのだが、もう、気持ちのいいこと、いいこと!エジプトに来て、タブラをかじってみてよかった、という恍惚感に酔いながら、仲間の音に自分の音がまぎれてちゃんと叩けているかどうかもよくわからないままに、気分だけは彼女の楽団で叩いているような夢心地にひたっていた。

この楽曲は、先月、津軽三味線の山中さんと尺八の小濱さんがコンサートで演奏して、カイロっ子のハートをがしっとつかんじゃったばかりなので、自分にとって縁のある曲のように思われてくる。

こういう音楽と出会うと、(ロックだけじゃないな、音楽は)と心の深いところで思えてきて、はじめてロックと出会った10代のころのようにときめいている。



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3月23日、オペラハウス小ホールで、尺八と津軽三味線のデュオ・コンサートを開催した。
日本からはるばる来てくださったミュージシャンは、尺八の小濱明人さんと津軽三味線の山中信人さん。お二人ともアウェーの海外公演をふくめ、経験豊富な安定感あるミュージシャンで、演奏と楽曲の充実感もすこぶる高かったが、お客さんのハートをつかんでいく語りもたいへん上手で、会は終始舞台と客席の垣根の低い、一体感を感じさせるものだった。

お客さん第一の考えは、カイロに着いてすぐにエジプト人なら誰でも知っている楽曲は何かを調べ、CDを買い求め、独自のアレンジで演奏してくれたことに端的にあらわれている。エジプトの美空ひばり、いや「国民的」を超えてアラブの歌姫であったオンム・クルスームの旋律が流れたとたん、会場に電流が走り、総勢での手拍子がはじまった。これを演奏した後は、演奏者と客席の一体感はさらに高揚して、終了後はスタンディング・オベーションが止まず、そして、みんな気持ちいい表情で帰っていった。

インドでの4年間にも何度も味わってきたこのしびれるような気持ちよさを久々に感じて、やっぱり舞台は最高だなーと、心から思った。その日の夜中には日本への帰路につくお二人と、1時間ばかりしかない時間をいとおしみながら、打ち上げをした。アーティストとスタッフと、立場は違えど、この日のこの感動のために汗流した仲間として、出会いを喜び、まもなく来る別れを惜しんだ。

この日、ドリームとOTVという、人気のサテライト局が2つも取材にきてくれた。ドリームは僕のインタビューを撮るといい、前にも取材された女性リポーターとスタッフ陣が待ち構えていた。この日も、「英語ならOK」といって、楽をしてみたが、立ち去り際に、スタッフの一人が、「いい加減、アラビア語勉強しろよ。ここはエジプトなんだから!」と、ちょっと喧嘩ごしで捨て台詞を吐いた。激励のつもりだったのだろう。勉強は、してるんだよ、一応。そんな簡単に、テレビのインタビュー受けれるレベルに上がれるかよ・・・・

とりあえず、「ネクスト・タイム」と言って、笑ってごまかした。

最近、ハマってしまったもの。
youtubeで玉置浩二モノをおっかけること。

石原真理子との電撃再入籍のニュースで、はたと玉置浩二のことを思い出した。安全地帯の頃よりもむしろ、ソロになってからの彼の歌が好きだった。最近、海外に出たこともあってご無沙汰していたのだけれど、youtubeでたくさんの楽曲を聴いているうちに、久方ぶりにはまってしまった。youtubeのクリップのなかで玉置さん本人が語っている映像があり、そのなかで、安全地帯の頃と歌い方をずいぶん変えて、感情をまっすぐに表現できるようになったという趣旨のことを言っていた。「うまく歌ってやろう」という気張りをなくして、ビブラートをかけない自然体の歌にもっていくのに、ずいぶん時間がかかったのだという。そこに、ソロになってからの歌のほうが少数とはいえ熱狂的なファンを離さない、強い魅力があるのだろう。

さらにはまってしまったのが、98年に放送された連ドラ、『キツイ奴ら』。玉置浩二と小林薫が、少年院あがりでなかなか地道な生活に戻れない男を好演。玉置役のカンジがしょった借金返済のため、二人でいろんな仕事をするのだが、見せ場が居酒屋での'流し'。シンプルな弾き語りの美しさに、誰もが魅せられるはずだ。youtubeで全話見れてしまうので、興味がある人は是非、どうぞ。

このブログで何度か紹介してきたエジプトにおけるヘヴィーメタル事情、友人の読売新聞記者が同紙で紹介してくれました。2月13日(金)夕刊17頁。タイトルは、「ヘビメタ 音を上げず」。
シャウトしないといった理不尽な抑制(おとを上げない!)に対しても、「ねを上げない」というよく出来たかけことば。写真入りでヴィジュアルにも魅力的に紹介されているので、ぜひ、読んでみてください!
半年ほど前に仲間の日本人たちとはじめたタブラ教室が、昨日から、5回で1ラウンドのコースの4ラウンド目に入った。1ラウンドで5つから7つくらいのリズムを覚える計算だから、すでに20弱のリズムを知っているはずなのだが、先生に実例を示してもらわずに自然と叩けるリズムは、せいぜい5つ程度か・・・僕は割りと時間がとれる方だが、仲間のなかには日々イラクだガザだと飛び回っている記者さんもいるから、結構休みも多く、そしてなによりも、自宅で個人練習をほとんどしない体たらくなものだから、これでは上達もおぼつかない。

そんな停滞状況を見かねて、この教室をアレンジしてくださっているベリーダンサーのかすみ先生が練習が終わった後にお出ましになり、厳しいお叱りならぬ、力強い激励を賜る。かすみ先生の楽団のメンバーを講師に迎えているので、あんまりしょっちゅうキャンセルしていると予定が立たず、本当はえらく迷惑を蒙っているはずなのだが、カイロの地で10年以上プロのダンサーとして活躍するかすみ先生が放つポジティブ・オーラにすっかりやられてしまい、気がついたら、僕らは5月に仲間うちで発表会をやろうというふうに、見事乗せられてしまっていたのだった。

練習もいい加減だが、夢だけは大きい、ロックにかぶれていた高校時代の自分は、20年たっても根は変わっていないなーと思う。前回、3ラウンド目に入るときには、「そろそろ曲をやってみたい。」といういささか気の早い希望を述べ、先生のムムターズ氏を狼狽させることしきりだったが、このときもかすみ先生はそれを後押しして、新しいことにチャレンジさせてくれた。まあ、熱しやすく醒めやすいのが僕のようなお調子者の特徴で、結局、レッスンのとき以外はほとんど楽器にさわらないから、うまくなるわけはないのだが、それでも、コンポから流れる曲にあわせて一生懸命タイコを叩くのは、爽快な体験である。昨日は、マクスームNo.1の高速リズムと、ソンバーティ・スガイヤルのコンビネーションによる「ヘルワ・ダイイル・シッバクハー」という曲に挑戦した。下から見上げると、窓際に美しい女性が立っている、という情景を歌にした楽曲だそうだ。普段練習してないから、マクスームを一番早いスピードで叩くのは、800メートル走のようにしんどく、腕が痙攣するわ、息はあがるわで、目もあてられないのだが、それでもまがりなりにも楽曲にあわせて叩けることは、やはりなにがしかの充実感をもたらすのだった。

今後のレッスンは、
① 新しいリズムを覚える
② 新しい楽曲に挑戦
③ 5月に発表する曲を仕上げる
という3つを毎日の課題とする「てんこもり」状態だが、具体的な目標をもつことで、僕らも少しは気合が入るかもしれない。発表会では、タブラに加えて、歌やアサーヤ(棒をふりまわしながら踊る南エジプトの民族舞踊)もやってみようという話にもなり、さらには、かすみ先生まで踊ってくれるかもしれないという話にもなり、一夜明けてみると、もしかしたらご馳走になっていたビールに激しく酔っていたのかもしれないと思われるほど、大胆な企画なのだが、まあ、夢を見ながら、楽しく、和気藹々と続けていきたいと思っている。

かすみ先生のブログ発見。http://kasmibellydance.blog75.fc2.com/
ホンモノのベリーダンサーがどんな毎日をおくり、何をお考えあそばされているのかが伺い知れる、魅力的なサイトです。同ブログでは、この1月にカイロオペラハウスギャラリーで実施した木下和さんの油絵展のリポートを三回にわたって書いてくださっています。以下引用させていただくかすみ先生の感想を読んで、この仕事が出来てよかったと、心から思えたのでした。

今回、木下画伯の絵のすべて、その色彩、タッチの芸術性の素晴らしさに感激しただけでなく、この個展が1月1日、2009年の幕開けの日に開催された事 は、何か大きな意味があるよう感じられました。イスラエルの戦争、世界的経済危機、異常気象 いろいろ大変な事が世界中で起きています。「遺されし者よ」厳 然とある過去を歴史を見てきた遺跡、その遺跡が問いかけます。「この今をどのように未来に伝えていくのか。」憎んだり嫌悪したり、自分だけが利益を得よう と少しでも有利になろうと争ったり、それらは全て心の壁を作っているのだと思います。その壁の中で優越感を持ったり、劣等感を感じたり。良いも悪いも、高 いも低いも相対的なもので、絶対な人間なんて存在しないのですよね。だれでも必ずいつかは死ぬし・・・自然と時空を超えて、人種を超えて、自分も他人もな い、今こそ大きな心の広がりを持って助け合い、一瞬一瞬を真摯に目覚めて生きていこうではないか!私はそんなメッセージを受けたような気がしました。

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インドで4年生活し、今度はエジプトへ!この国の人々の生態、面白情報をお届けします。

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