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えじぷとの文化、芸術、エンターテインメント堪能記です。 twitter: @sukkarcheenee facebook: http://www.facebook.com/koji.sato2
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10月16日金曜日。
永井豪さんをカイロに迎えて2回の講演をしていただいた翌日。
日本人学校のグラウンドで、毎年恒例の日本人会秋祭りが催された。

去年はぎりぎりまで行かないつもりでいたところを、赤ちゃん会の知人から「子どもたちが喜ぶから」と誘ってもらったくらい引っ込み思案だったが、今年は子どもも自分も舞台に上がってしまう方向転換ぶり。

子どもたちは「ポニョ」を大合唱。
そして自分は、アラブ音楽を歌うビラーディーの会の一員として、おもに伴奏を務めた。

早めに会場入りして、舞台上でリハーサル。持ち時間10分で歌う2曲は、70年代に世界的にヒットしたダリダのSalma Ya Salamaと、「キング」アムル・ディアブのSadakny Khalas。

http://www.youtube.com/watch?v=azyIOqB1bfQ
http://www.youtube.com/watch?v=bnkqqjDPNHQ

なかなかな手ごたえを感じて舞台を降りたら、次のグループは上エジプトの典型的なリズムにあわせてガラベイヤを着て踊るサイーディーダンス。ご夫人たちが和服を着てタブラを叩くという、前代未聞の演出に驚かされた。そして、その次のグループ。どうもたたずまいがタダモノではない。ウードをもったお兄さん1名、タブラのお兄さん2名、そしてバイオリンのお姉さん1名の編成が奏でだしたアラブ音楽のレベルの高いこと、高いこと!!この人たちって、どのくらい練習してこんなことできるようになるの???と、目が点になってしまった。バイオリンのお姉さん以外は、どうもアラブ音楽の勉強のためにこちらにいらしているらしいが、そうだとしても、ここまでやるとはスゴイ!

本番もこうして、日本人によるアラブの歌と踊り満載で、ステージ前には興奮したエジプト人たちが群がり、大喝采を送ってくれた。日本人会のお祭りがこんなふうにエジプト人と日本人が心を通わす場になって、参加したみんなが嬉しそうだった。

お祭りが終わっても、ビラーディーの会は続く。そして、1年以上続いたタブラ教室も、さらに深化をみせようとしている。28日は6:30からビラーディーの会で、
Dhahaba El Leelという子どもの歌とキングのAktar Wahedの二曲を練習し、僕は8時に中座してタブラ教室へ。こちらでは、Wardaという女性歌手のクラシック、Fi Youm Wa Leelaのイントロに挑戦。


お聞きのとおり、1曲のなかで次から次へと違うテーマが出てきて、リズムもそれにあわせて変化していくのだが、先生曰く、これこそがアラブ音楽の醍醐味。こういうクラシックの名曲に比べると、「キング」アムル・ディアブの音楽などは、同じリズムの単調な繰り返しで芸術性があまりに乏しいのだそうだ。

雑食系の僕としては、アムル・ディアブのフラメンコの哀愁を織り交ぜてストレートな愛を歌い上げるスタイルも多いに楽しめるのだけれど、確かに、こうして多彩なリズム展開を自分で叩いてみると、古典の味わい深さに軍配が上がる。僕らはイントロを叩いただけで息が上がってしまうのだけれど、プロの方々は、この後でスター歌手が登場して、本番が始まるわけですねぇ。

タブラ教室のほうは、次回以降、新しいCDをもらって、さらにバラエティに富んだ楽曲にチャレンジしていく予定。来年のお祭りでは、もう少し成長した演奏を披露できるか?




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インドで4年生活し、今度はエジプトへ!この国の人々の生態、面白情報をお届けします。

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