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えじぷとの文化、芸術、エンターテインメント堪能記です。 twitter: @sukkarcheenee facebook: http://www.facebook.com/koji.sato2
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3月5日土曜日。こういう難しい状勢にも関わらず、228点のアマチュア美術家の作品の展覧会をある団体が日本からもってきてくれたので、その開会式に出かけた。

この開会式に、1週間ほど前にAhmed Shafiq前首相から文化大臣に指名されたMuhamed El Sawyさんが来てくれると聞いていたから、それも楽しみの一つだった。

会場のPalace of ArtsでディレクターのMohamed Talaatさんに会って挨拶。「大臣が来るんだよね?」とはしゃいで聞いたら、「うん、でも、変わったばかりだから、なんとも言えないね。もう、いまのエジプトは毎日何かが変わるから!」と言って苦笑い。そうだよな、Sawyさんになったばかりだもんな、いろいろ忙しくて来れないかもな、と思っていたら、会場の待合室で初めて、この日、Sawyさんが辞任したと知らされビックリ。首相が変わったから自然な流れでそうなったのか。それとも一部アーティストや文化人からの批判(Ahmed Shafiqが組閣した内閣を認めないというのと、ビジネスマンが主のSawyさんは適任ではないという意見など)に応える形だったのか。

結局、Sawyさんの後に指名された大臣は現れず、文化省Fine Arts Sectorの局長が大使と一緒にテープカットを行った。

展覧会は、アマチュアとはいえ、特に日本画や書道は見ごたえのある作品が多くて、集まったエジプトのお客さんたちも心動かされていたように思う。それから、同じ会場で企画された日本とエジプトの子どもたちの絵画の展示も、未来のわが国をテーマにした希望にみちあふれた作品が多かった。おしむらくは、もともと日本からこれにあわせて来る予定だった作家たちが、状勢が完全にもとにもどらず旅行をキャンセルしたこと。絵を書いた子どもたちが出会って言葉と心を通わせる場面が実現されず、残念だ。

何人かのエジプトの子どもの絵のなかに戦車の絵があって、最初は「あー、子どもたちはこの非常事態に心を痛めて、戦地の子どもたちのように、自分の心のなかに澱として残っている悲しみや恐怖が表れてしまったのか。」と、こういう絵を見て条件反射的に出る感想が思い浮かんだのだが、よくよく考えると、今回の革命で初めて戦車が通りに現れた1月28日から、市民は軍を歓迎しつづけ、軍もこの期待にこたえて中立を守り続けたことに思い至る。とすれば、未来の理想図に戦車が描かれることは、エジプトにおいては、ポジティブな気持ちの発現として、喜んでいいことなのかもしれないと思い直したのだった。

それだけに、今日になってその軍と市民の良好な関係に亀裂が走ったことが残念だ。
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インドで4年生活し、今度はエジプトへ!この国の人々の生態、面白情報をお届けします。

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