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えじぷとの文化、芸術、エンターテインメント堪能記です。 twitter: @sukkarcheenee facebook: http://www.facebook.com/koji.sato2
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明日は預言者ムハンマド生誕祭で祝日なので、今日も休暇をもらい、家族で郊外の巨大ショッピングモール、CITY STARSへ。外国のブティックを中心に、高級グッズが目白押しのこのモールは市内の喧騒とは別世界。

だからといって、何を買うでもなく、だらだらとウインドウショッピングをして、昼になったら高め料金設定のレストランフロアではなく、庶民的フードコートで、ファーストフード三昧。

僕個人は去年5月以来初めてのCITY STARSだったが、お目当てはエジプト唯一のヴァージンメガストア。市内にはたいていの洋楽と土地モノ音楽が揃うといった風情の独立したCD屋さんはなく、唯一、瀟洒なたたずまいのブックストアDIWANにアラブ系音楽コーナーがちょっと充実している程度なので、ヴァージンにいやでも期待をかけるのだが、ここも特に品揃えがとびぬけていいわけではない。洋楽でいえば、長い沈黙を破ってリリースされた話題のガンズ・アンド・ローゼーズの新譜が、置いていない!

今日楽しかった店は、お香屋さん。サウジ資本の店には、アラブ各地の香水や、東南アジアの沈香などが並んでいる。アラブのお香は歴史も地理的多様性も相当のもので、探訪する価値大いにあり。購入はしなかったが、赤い花弁を象徴するケースに入った香水は、約8000円。身体につけさせてはくれないが、匂いをちょろっと嗅がせてくれる。一嗅ぎ目は普通の花の香りかと思わせるのだが、そのあとに透明感のある清涼な風味が追いかけてくる。体臭の薄い日本人にはあまり親しめない香水だが、ここにいる間だけでも楽しんでみてもいいかも。

もう一つ、CITY STARSに何度も来ている妻も含めて、僕等がはじめて覗いてみたのが、ハーン・ハリーリ。その名も、2月22日に久方ぶりに爆弾テロがあったエジプトでもっとも有名なスークの名前なのだが、どうやらこのスークのなかの何軒かのお店がこの高級モールに出展して擬似スークを構成しているということのよう。一番奥には「シャルク」(「東」=オリエンタルの意)という看板のレストランがあり、調度品や照明がアラブの伝統にのっとっていて、漂ってくる水タバコの香りとともに、路上のスークの雰囲気を演出している。本体のハーン・ハリーリにこんな店あったか、と思わせる、広々とした店舗内にアラブ風のソファセットやらランプシェードやらを陳列した一角があり、ここの品はどれもすばらしい。なかなかお目にかかれないコプト織りも複数取り揃えており、一見の価値ありと思われる。本体がテロ以降ちょっと物騒なここしばらくは、こっちで擬似ハーン・ハリーリ体験も悪くないかも。

帰りに、妻がアタバ市場の魚売りに行ってみないかと誘うので、つきあってみる。
なんでも、小さい子をもつ母親の集いでご一緒の奥様の案内で、つい最近、子連れ日本人妻10人ばかりで、ここへ参上したのだという。その壮観に、スークの親父たちは「オー」と歓声を挙げたのだそうな。

広いスークの敷地のなかでも、一番ごちゃごちゃした薄暗い小さい路地のなかを入ると、三軒ほど、別の看板を一応かけてはいるが、傍目には同じ店の人たちが分業で作業しているように見える、小さな魚売りの一角がすぐに現れる。その薄暗さ、かならずしもとびっきり清潔とは感じられないたたずまい、そんななかでも陽気で気さくなおじさんたち。その雰囲気は、デリーで親しんだINAマーケットの混沌ととてもよく似ている。INAと同じく、ここでも一丁先では鶏をカゴ飼いして、注文と同時にさばいていた。いまエジプトは鳥インフルエンザが流行しているので、こちらの一角には近寄らないことにしつつ、魚を吟味。アレキサンドリアの港から即日で運んできたものだから、鮮度は保証済みと店員さんたち。スズキやタイは、刺身で食べれるよ、と言うのだが、うちはことさら刺身が好きというわけでもないから火を通すけれど、日本人マダムたちのなかでも結構刺身にトライしていらっしゃるようで、特段問題ないそうだ。

今日は、タイ、エビ、タコ、それにスズキの卵という見慣れない代物を買って、家で鍋をつついた。タイとエビはなかなかの絶品だったが、スズキの卵はちょっと苦味があって、慣れないと好きになれない味だった。これがキロ1800円もするので、珍味好き向きの嗜好品といったところだ。

明日のムハンマド生誕祭。一般の人たちの間では、特に大きなイベント性のある行事はないようだが、ただ、町中のお菓子屋さんで、この日のための特別なお菓子が売られていて、みんなそれを買い求める。イスラームを奉じる国のなかでも、こうして預言者を含めた聖者崇拝があるのは、限られた国とも聞く。おそらくは土着のヒンドゥー教に影響を受けつつインドでスーフィーズムが発展したように、エジプトの土地では古代ファラオ時代からの偶像崇拝のエートスが残っていて、こうした土着風俗と一神教の興味深い融合が見られるのだろう。

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インドで4年生活し、今度はエジプトへ!この国の人々の生態、面白情報をお届けします。

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