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えじぷとの文化、芸術、エンターテインメント堪能記です。 twitter: @sukkarcheenee facebook: http://www.facebook.com/koji.sato2
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タブラが少しだけサマになってきた今日このごろ、とある在留邦人の集う会で、アラブの歌を歌うサークルなるものの存在を知らされ、調子のいい自分のこと、お誘いに二つ返事で乗っかった。僕としては、クラシックな名曲もいいけど、まずはとっつきが良くてギター・コードにも簡単に乗っかるような、アラブ・ポップスからチャレンジしたいところ。なんといっても、アムル・ディアブ!スパニッシュ・ギターのザクザクしたノリにアラブ特有のコブシ声が踊る、めちゃくちゃにエモーショナルでカッコいい音楽。彼の歌から2~3曲レパートリーを持ってたら、宴会芸としては言うことなしだ。

彼の曲で覚えたいナンバー1は、アマレイン(http://www.youtube.com/watch?v=lD9xXRm3Jpw)。
その次は、しっとりバラードの、ハッリク・マアヤー(http://www.youtube.com/watch?v=jgSpuhKFLac)。

そこで、アラブ・ポップスの歌詞がネットに出ていないかと思ってググってみたら、あった、あった。歌詞だけじゃなくって、ギター弾き語り用にタブ譜やコードも紹介される、会員の投稿によって成り立っているサイト、ArabicGuitar.com(http://arabicguitar.com/en/)。会員登録をしなければならないので、悪徳商売じゃないかとヒヤヒヤしたが、無事、なんの請求も脅迫もなく、IDとパスワードをゲットしてアクセスできるようになった。

歌詞は、アラビア文字で書かれている曲もあるが、たいていが、ローマ字表記のアラビア語なので、とっつきやすい。ただ、英語などヨーロッパ言語にない音は、アラビア文字に近い形ということでアラビア数字を使っているので、そのルールだけは覚える必要がある(たとえば、「アイン」という口を大きく開ける独特の「ア」の音は、数字の3で表現)。

タブラ小脇にアムル・ディアブを熱唱できる日は、果たして来るか?


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去年の夏休みは、シリアに行った。今年もどこか中東の隣国に行きたいと家族で話し、トルコ、しかもイスタンブール一点絞りで行ってみる方向で計画中。

もともとそれを見越して、去年日本から取り寄せていた本が、鈴木董著『イスタンブール歴史散歩』。当代随一のトルコ史研究者が、愛情たっぷりに街の来し方を書いていて、ガイドブックの平板的情報の奥にある時間的・空間的立体的イメージが浮かび上がってくる。

平行して、同氏が書いた新書『オスマン帝国ーイスラム世界の「柔らかい専制」』も読んでいて、ここ一週間ばかり、心はイスタンブールに飛んでます。


とうとう、ヤツが上陸してしまった。
カイロ・アメリカン大学の学生2名。それぞれアメリカの別の場所へ出かけて帰ってきてから症状が出た模様。

昨日、お客様を出迎えにカイロ空港に行ったら、パスポートコントロールの手前で白衣にマスクの女性職員たちが、質問票記入とサーモスタットでの体温チェックにキビキビとあたられていた。でも、日本と同様、いったん水際が破られたら、そのあとは国内の蔓延予防対策にウェイトをずらしていく必要があるのだろう。現在、アメリカン大学は完全閉鎖中。

なにをしたらいいかわからず右往左往してしまいがちだが、とりあえず、手洗い・うがいの励行を。
土曜日、キリスト教(コプト教)地区オールド・カイロに去年オープンしたギャラリー、DARBで開催される写真展のオープニングに顔を出した。DARBの創設者、アーティストのモアターズ・ナスルさん自ら招待状を届けてくれたので、行かないわけにはいかない。

まだ無名の若い写真家に発表の機会を与えようという企画で、8人の作家がカイロからルクソールまで旅をしながら撮りためた作品をセレクトして、われわれの一般的エジプト認識にはない世界を紹介しようというのが、企画趣旨だそうだ。

企画の趣旨とは裏腹に凡庸な風景やポートレートという域を出ない写真もあるが、鋭い観察で、独自の切り口を見出している写真もあって、なかなかに楽しかった。

CIMG4003.JPGたとえば、気球から撮った家々の屋上の連なりのカオスぶりは知られてはいるが、こうしてパノラミックに見せられると、めちゃくちゃ面白い。脱税目的でいつまでも「建設途中」にしていて、鉄杭がニョキニョキ飛び出ている建物だとか、屋上にバラックを建てて住んでいる人がいたりだとか。




CIMG4009.JPG個人的に目にとまったのは、ルクソールの神殿に太陽の光差す、この写真。死んで動かない遺跡というのではなく、今の時の流れがきちんと空間のなかから感じられて、存在感のある写真だと思った。








CIMG4012.JPGムアターズ・ナスルさんが立ち上げたこの新しいアートセンターは、徐々に人々の注目を集めていて、昨日も50人近い人たちでにぎわっていた。来年を目処に、内外のアーティストに場所を提供してレジデンスをはじめたり、カフェを開いたりして、この場所をアーティストのコミュニティ・スペースとしてますます活性化させるつもりと、意気盛んだ。

ぼくらも、このスペースで近々展覧会をやってみたいと思っていて、ムアターズさんの活動を応援していきたい。

オバマが来る、交通は完全マヒってゆうもっぱらの噂なもんで、今朝は7時に家を飛び出してタクシーを拾ったら、道路はスカスカに空いていて、普段30分近くかかる道が15分で着いてしまった。

かえって、みんなが警戒して家にとじこまったせいか、終始パニックになることなく、街は平穏なままだった。

朝11時頃、事務所のテレビからめちゃくちゃにへたくそなアメリカ国歌が流れてきたので、見に行ってみると、迎賓館を前にオバマとムバラクが厳粛に並んでいた。おいおい、その管楽器習いたての中学生みたいな演奏って、かなり失礼なんじゃないかしらん???

迎賓館での首脳会談のあと、スルタン・ハサン・モスクを経て、カイロ大学での講演、そしてピラミッドを見学して今日のうちにカイロを飛び立つ(もう、とびたった頃かな?)

ジャジーラのニュースなどを見ても、これまでの敵対的、軍事的なイスラム世界への対峙の仕方を友好的・協同的な方向にシフトしたことで、ハマスをはじめ関係訪問にのきなみ好印象を与えた模様。中東和平の二国家共存についても、一部都合のよい解釈をされているような気がするが(エルサレムを首都とするパレスチナ国家を認めたと、ハマスのスポークスマンは語っていた)、一つのスピーチでこれだけ人々の気持ちを動かしてしまう力は、たいしたものなのだろう。

ちなみに、空港にはムバラク大統領は迎えにでず、迎賓館でのレシービングになったとのこと。健康問題は、それほどに深刻ということか。
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